第三級陸上特殊無線技士(三陸特)の練習問題20問【無料・全問解説つき】

三陸特の一問一答を20問そろえました。すべてに解説をつけています。答えは各問の「答えと解説を見る」を押すとその場で開きます。

最終更新:2026年8月9日

ご利用にあたって:本ページおよびアプリ「無線ウカール」は、政府・試験実施機関のいずれとも関係のない、個人開発の非公式サイト・アプリです。 掲載しているのは過去問ではなく、公的機関の公表資料をもとに当方が作成したオリジナル問題です。 実際の試験の出題内容・形式・基準は、必ず試験実施機関の公式発表をご確認ください。

この20問について

  1. アプリに収録している問題からの見本です。アプリ本体には、同じ形式の問題を科目ごとにひととおり収録しています。
  2. 科目がかたよらないように選んでいます(各科目の先頭から順ぐりに取得)。得意・不得意のあたりをつける用途に向いています。
  3. 解説は「なぜ他の肢が違うのか」まで書いています。1問で複数の論点を回収できるようにするためです。

問1法規

電波法において「電波」と定義されている周波数の範囲として、正しいものはどれか。

  1. 300万メガヘルツ(3テラヘルツ)以下の周波数の電磁波
  2. 300ヘルツを超えない範囲の周波数の電磁波とされる
  3. 300メガヘルツを超えない範囲までの周波数帯にある電磁波とされている
  4. 3,000万メガヘルツを超えない範囲の周波数の電磁波とされる
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正解:1

電波法第2条第1号は「電波」を三百万メガヘルツ(3テラヘルツ)以下の周波数の電磁波と定義している。この範囲にはラジオ・テレビ・携帯電話・無線LANなど日常的に使われる無線通信のほとんどが含まれる。

出典の該当箇所:第2条第1号

問2無線工学

抵抗100Ωに電流0.2Aが流れているとき、抵抗の両端に加わる電圧の値として、正しいものはどれか。

  1. 20V
  2. 10V
  3. 50V
  4. 200V
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正解:1

オームの法則V=IRより、電圧=抵抗×電流=100Ω×0.2A=20Vとなる。他の選択肢は電流や抵抗値を誤って乗除した値である。

出典の該当箇所:電気の基礎(オームの法則)

問3法規

電波法における「無線局」の定義として、正しいものはどれか。

  1. 無線設備そのものだけを指す用語であり、これを操作する人は定義上一切含まれない
  2. 無線設備及び無線設備の操作を行う者の総体をいう(受信のみを目的とするものは原則含まない)
  3. テレビやラジオなど、放送を受信するためだけに用いられる家庭用受信設備一般をいう
  4. 総務省が電波の監視・取締りのために独自に設置して運用している、専用の監視設備だけを指す用語である
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正解:2

電波法第2条第5号により「無線局」は無線設備及び無線設備の操作を行う者の総体と定義されており、受信のみを目的とするものは原則としてこれに含まれない。単なる受信設備や無線設備だけを指す用語ではない。

出典の該当箇所:第2条第5号

問4無線工学

コンデンサの静電容量を表す単位として、正しいものはどれか。

  1. ヘンリー(H)
  2. ファラド(F)
  3. ボルト(V)
  4. ワット(W)
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正解:2

静電容量の単位はファラド(F)である。ヘンリー(H)はインダクタンス、ボルト(V)は電圧、ワット(W)は電力の単位であり、コンデンサの容量を表す単位としては誤り。

出典の該当箇所:電気の単位

問5法規

電波法における「無線従事者」の定義として、正しいものはどれか。

  1. 無線設備を製造する会社に所属し、製造業務に従事する従業員一般
  2. 無線局を利用して日常的に通信を行っている、一般の利用者すべてを指す総称である
  3. 無線設備の操作又はその監督を行う者であって、総務大臣の免許を受けたもの
  4. アマチュア無線を趣味として楽しんでいる者全員を指す総称
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正解:3

電波法第2条第6号により「無線従事者」は、無線設備の操作又はその監督を行う者であって、総務大臣の免許を受けたものと定義されている。免許を受けていない者や単なる製造業者・利用者は含まれない。

出典の該当箇所:第2条第6号

問6無線工学

コイルのインダクタンスを表す単位として、正しいものはどれか。

  1. ファラド(F)
  2. ウェーバ(Wb)
  3. ヘンリー(H)
  4. ジーメンス(S)
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正解:3

インダクタンスの単位はヘンリー(H)である。ウェーバ(Wb)は磁束の単位、ファラド(F)は静電容量の単位であり、いずれもインダクタンスの単位としては誤り。

出典の該当箇所:公開例題の出題範囲(電気の単位)

問7法規

無線局を開設しようとする者が、原則として行わなければならないこととして、正しいものはどれか。

  1. 市区町村長への届出のみでよい
  2. 民間の認証機関の認証を受ければ免許は不要
  3. 何の手続きも不要で自由に開設できる
  4. 総務大臣の免許を受けること
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正解:4

電波法第4条により、無線局を開設しようとする者は原則として総務大臣の免許を受けなければならない。ただし、発射する電波が著しく微弱な無線局など、政令で定めるものは例外的に免許を要しない。

出典の該当箇所:第4条

問8無線工学

30Ωと20Ωの抵抗を直列に接続したときの合成抵抗の値として、正しいものはどれか。

  1. 10Ω
  2. 12Ω
  3. 600Ω
  4. 50Ω
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正解:4

抵抗を直列に接続した場合の合成抵抗は各抵抗値の和になるため、30Ω+20Ω=50Ωとなる。600Ωは誤って積を計算した値、12Ωは並列合成の考え方を誤って適用した値である。

出典の該当箇所:電気の基礎(抵抗の直列合成)

問9法規

電波法第4条において、免許を要しないとされている無線局の例として、正しいものはどれか。

  1. 発射する電波が著しく微弱な無線局として総務省令で定めるもの
  2. 陸上を移動しながら運用するすべての陸上移動局
  3. 海上を航行するあらゆる船舶に開設されている、すべての海上移動局を指す
  4. 外国政府又はその代表者が日本国内に開設するすべての無線局
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正解:1

電波法第4条は、発射する電波が著しく微弱な無線局など一定の無線局を免許不要としている。陸上移動局・海上移動局は原則として免許が必要であり、外国政府の無線局も別途の規定によるものであって一律に免許不要とはならない。

出典の該当箇所:第4条

問10無線工学

抵抗値の等しい2つの30Ωの抵抗を並列に接続したときの合成抵抗の値として、正しいものはどれか。

  1. 15Ω
  2. 60Ω
  3. 30Ω
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正解:1

抵抗値が等しい2つの抵抗を並列に接続した場合の合成抵抗は、1つの抵抗値の半分になるため、30Ω÷2=15Ωとなる。直列合成(単純な和)と混同しないよう注意する。

出典の該当箇所:電気の基礎(抵抗の並列合成)

問11法規

無線局の免許を申請する際に、申請書に記載すべき事項として、正しいものはどれか。

  1. 申請者個人の趣味や特技に関する事項のみ
  2. 目的、通信の相手方、電波の型式・周波数、空中線電力などの事項
  3. 申請者が過去に取得した学歴や資格に関する事項のみ
  4. 申請者がこれまでに加入してきた、様々な民間団体の名称に関する事項のみ
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正解:2

電波法第6条により、無線局の免許申請書には、目的、通信の相手方・事項、電波の型式・周波数、空中線電力、運用時間、無線設備の設置場所や工事設計など、無線局の運用に必要な具体的事項を記載しなければならない。

出典の該当箇所:第6条

問12無線工学

電圧100V、電流2Aが流れている回路の消費電力の値として、正しいものはどれか。

  1. 50W
  2. 200W
  3. 102W
  4. 400W
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正解:2

電力Pは電圧Vと電流Iの積(P=VI)で求められるため、100V×2A=200Wとなる。50Wは商を誤って計算したもの、400Wは2倍に誤ったものである。

出典の該当箇所:電気の基礎(電力の公式)

問13法規

無線局の免許の有効期間について、電波法の原則として正しいものはどれか。

  1. 1年
  2. 3年
  3. 5年
  4. 10年
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正解:3

電波法第13条により、無線局の免許の有効期間は原則として5年である(放送局等一部を除く)。有効期間満了後も引き続き運用するには、期間満了前に再免許の申請を行う必要がある。

出典の該当箇所:第13条

問14無線工学

電界効果トランジスタ(FET)の電極であるゲート・ドレイン・ソースは、接合形トランジスタのどの電極にそれぞれ対応するか、正しい組み合わせはどれか。

  1. ゲート=エミッタ、ドレイン=ベース、ソース=コレクタ
  2. ゲート=コレクタ、ドレイン=エミッタ、ソース=ベース
  3. ゲート=ベース、ドレイン=コレクタ、ソース=エミッタ
  4. ゲート=ベース、ドレイン=エミッタ、ソース=コレクタ
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正解:3

FETのゲートは接合形トランジスタのベースに相当して電流(電圧)を制御する働きを持ち、ドレインはコレクタ、ソースはエミッタにそれぞれ対応する。他の組み合わせは電極の対応関係を誤って入れ替えたものである。

出典の該当箇所:公開例題の出題範囲(FETと接合形トランジスタの電極対応)

問15法規

無線局の免許人が、無線設備の設置場所や工事設計を変更しようとするときに、原則として必要な手続きはどれか。

  1. 変更後に事後報告すればよい
  2. 変更の都度、新規に免許を取り直す必要がある
  3. 軽微な変更であっても、一切変更することが認められていない
  4. あらかじめ総務大臣の許可を受けなければならない
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正解:4

電波法第17条により、無線局の設置場所や無線設備の設置場所、工事設計等を変更しようとするときは、あらかじめ総務大臣の許可を受けなければならない(総務省令で定める軽微な事項を除く)。

出典の該当箇所:第17条

問16無線工学

半導体ダイオードの一般的な性質について、正しいものはどれか。

  1. 電流を順方向にも逆方向にも、区別なく等しく通す性質を持つ
  2. 電流の周波数を逓倍する働きしか持たない特殊な素子である
  3. 電圧を常に一定に保つ働きしか持たない、定電圧専用の素子であるとされている
  4. 電流を一方向にだけ流し、逆方向にはほとんど流さない(整流作用)
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正解:4

ダイオードはpn接合の性質により電流を一方向にだけ流し、逆方向にはほとんど電流を流さない整流作用を持つ。定電圧作用は特定用途のツェナーダイオード等の特性であり、ダイオード一般の性質ではない。

出典の該当箇所:半導体素子の基礎

問17法規

無線局を廃止しようとするとき、免許人が行わなければならないこととして、正しいものはどれか。

  1. 総務大臣にその旨を届け出ること
  2. 何も手続きせずそのまま運用をやめればよい
  3. 廃止の1年前までに官報で公告すること
  4. 廃止費用を国庫へ納付すること
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正解:1

電波法第22条により、無線局を廃止しようとするときは、免許人は総務大臣にその旨を届け出なければならない。届出をせずに運用を停止しただけでは廃止の手続きを完了したことにならない。

出典の該当箇所:第22条

問18無線工学

八木・宇田アンテナの構成要素として、放射器の前後に配置される素子の組み合わせのうち、正しいものはどれか。

  1. 放射器の前方に導波器、後方に反射器を置く
  2. 放射器の前方に反射器、後方に導波器を置く
  3. 放射器の前方・後方とも反射器を置く
  4. 放射器の前方・後方とも導波器を置く
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正解:1

八木・宇田アンテナは、電波を送りたい方向(前方)に導波器を、その反対側(後方)に反射器を配置し、放射器と組み合わせることで指向性・利得を高めている。

出典の該当箇所:公開例題の出題範囲(八木・宇田アンテナの素子構成)

問19法規

電波法第28条が定める「電波の質」に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. 電波の質については、無線局の免許人が自らの判断で自由に決めてよいものとされており、法令上の基準は特に定められていないとされる
  2. 送信する電波の周波数の偏差及び幅、高調波の強度等は、総務省令で定めるところに適合しなければならない
  3. 電波の質は、送信設備の性能ではなく、受信設備の性能のみによって一方的に決まるものである
  4. 電波の質は、送信に用いる空中線電力の大小だけによって単純に判断されるものである
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正解:2

電波法第28条は、送信設備の周波数の偏差及び幅、高調波の強度等の電波の質は、総務省令(無線設備規則)で定める技術基準に適合するものでなければならないと規定している。

出典の該当箇所:第28条

問20無線工学

半波長ダイポールアンテナの全長は、使用する電波の波長に対しておよそどの程度か。

  1. 波長の4分の1
  2. 波長の2分の1
  3. 波長と同じ長さ
  4. 波長の2倍
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正解:2

半波長ダイポールアンテナは、その名のとおり全長が使用電波の波長のおよそ2分の1になるように設計された、最も基本的な形のアンテナである。

出典の該当箇所:空中線(アンテナ)の基礎

続きはアプリで

ここに載せたのはごく一部です。無線ウカールでは、分野別の演習・本番形式の模擬試験・間違えた問題の復習まで、1つのアプリで進められます。

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